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Yet another Setup Tool(YaST、ヤスト)は、オペレーティングシステムの設定と構成管理のためのツールであり、openSUSEやノベルの派生商用ディストリビューションに採用されている。また、かつて存在した United Linux でも採用されていた。AutoYaST はインストールの自動化ツールであり YaST に基づいている。SUSE ディストリビューションは1996年5月のリリースで最初に YaST を採用した。 YaST はフリーソフトウェアであり、ノベルが GPL でライセンスしている。 == 概要 == YaST は SUSE Linux の管理・保守ツールである。管理者がソフトウェアをインストールしたり、ハードウェアを設定したり、ネットワークやサーバとしての設定をしたりといった作業をする際に使用する。 YaST には、GUIのフロントエンドとncursesのフロントエンドがある。後者は、GUIを使わずにインストールする場合や低速なインターネット接続経由でシステム管理作業をする場合、あるいはGUIが使えない状況でブートしなければならないが高機能のパッケージマネージャが必要な場合(例えば、初心者がグラフィックス関係の問題に対処するためにXorgパッケージをダウングレードさせようとする場合)に便利である。 YaST の表示設定モジュールは SaX2 と呼ばれる(SUSE Automated X configuration, version 2 の略)。 openSUSE 10.3 では、GNOMEユーザー向けに再設計した YaST を新たに加えた。新たなモジュールとして "Community Repositories" が加わり、よく使うリポジトリを容易に追加できるようになった。また、KIWI イメージングツールにより、独自のSUSEイメージを容易に作成できるようになった。 YaST のパッケージマネージャ機能は ZYpp プロジェクトに成果を使っている。当初、ZYpp を採用した YaST には性能問題があり、起動に時間がかかっていたが 10.2 および 10.3 では改善されている。openSUSE 11.0 alpha 3 から、ZYpp は SATソルバプロジェクトに統合され、YaST は他の rpm パッケージマネージャよりも高性能になっている。 AutoYaST は1つ以上の openSUSE システムをユーザーが全く介在しない状態で自動的にインストールできる。AutoYaST によるインストールは、インストールおよび設定データを含む制御ファイルを使って実施される。現在のシステムのプロファイルは /root/autoyast.xml にある。抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Yet another Setup Tool」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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